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「無頼」より・大幹部」(2012年10月) [掲示板再録]

>>>三一十四四二三 -- 12/10/04-23:29..No.[16141]
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3年の服役中に恋人をサラリーマンに取られてしまった渡哲也が、二人の暮らす団地を木陰からそっと覗く場面。

おそろしく殺伐とした、まさに「仁義なき戦い」の前哨戦のような展開に、こんな感傷的で女々しい描写が挟まれているところが本作の特徴。
日活アクションの基本がメロドラマであることを思えば、不思議ではないが、奇跡的なバランス感覚である。

渡と松原智恵子の描写も、少女漫画が裸足で逃げ出すほどメロメロの純愛で、それでも人がバタバタ死ぬ(登場人物は、死ぬ人間の方が多い)凶暴なドラマの骨子が揺らがないのが凄い。

2作目以降をもって評価の対象となることが多いシリーズだが、第一作も大変優れているのだ。
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>>> 虜囚第6号 -- 12/10/05-19:33..No.[16151]

 「無頼」は1作目だけ観ているのですが、やっぱり日活の主人公は「悪党」ではなく「不良」なんですよね。
 老父に話したら「そうだ!そこなんだ!!」と言っておりました。

 蛇足ですが、今回のDVD化を松原さんも喜んでおられるそうです(「週刊文春」より)。
 私が観たのは、茶色に変色した傷だらけのフィルムでしたし。



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>>> 三一十四四二三 -- 12/10/06-13:08..No.[16154]

>1作目だけ観ている

2作目からが「無頼」の本領発揮というのが定説ですが、わしは今回1作目を見直して、ベテランの安定した演出の威力を思い知りました。
1作目もAランクの作品だと思います。

画質は大変良好です。



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