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DALI MENTOR/MENUET [オーディオ&ビジュアル]

わしがダリ・メントールメヌエットについてここに最初に記したのは2010年の6月。
わしは発売間もなかったこのスピーカーを、経年劣化の症状が著しくなったアクースティックラボ・ボレロの後釜に相応しいとして、本気に購入する予定だったのだが、極めてデリカシーのない男に先に買われたため、購入意欲が激減して取りやめた・・・。という奇っ怪なる経緯は2010年7月18日ブログ
http://yoshi-s.blog.so-net.ne.jp/2010-07-18
や、その後の関連記事を読んでいただければ、理解できる(できないか?)と思う。

そのかわりに贖ったのがマイクロピュアのCz310ESだった。
これは、同じ小型でもダリ・メントールメヌエットとは正反対の鳴り方をする強烈個性のスピーカーで、これはこれで大変満足できるものではあったけれど、AV用には決して転用できぬ性格なので、すぐにAV用途にダリZENSOR7という、これまた性格の極端なるスピーカーを追加した。

Cz310ESとZENSOR7をとっかえひっかえしながら、時には両者を並べて使用してきた。
こういうややこしいことになった原因は、最初に目論んだメントールメヌエットの導入が果たせなかったからであり、すべてはデリカシー皆無の男が悪いのであるが、そんな状態が4年ほど続いたことになる。

このたび、やっと「知った他人に先を越された」という些末な拘りから脱したため・・・また増税前ということもあり・・・宿願、念願のメントールメヌエットを買うことが出来た。
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しかしCz310ESとZENSOR7がそのためにお払い箱になるわけではない。
これらは、メントールメヌエットを導入できぬ腹癒せに贖った機種とはいえ、性能に不足なく、またまだまだ愛着が衰えることはない。とっかえひっかえの「面倒」も、今や愉しみに転じている。

メントールメヌエットは当分サブシステムとして使用し、折を見てメインシステムに昇格になるか、あるいは、…できれば…メインシステム2本立てという豪華な展開を希望している(あくまで希望だが)。

(メントールメヌエットは好評につき「SE」なるスペシャルバージョンも併売されるようになっているが、これは未聴であるし、聞いて良かったら予算の都合もあって困るので、わしの中では「そんなものは発売されていない」ということにした)

メントールメヌエットは4年前に記したとおり、色気があるスピーカーであり、音に湿り気があり、ぬめぬめしている。このぬめぬめがボレロ同様、非常に耳に心地よい。何でもかんでも聞ける万能型ではないが、わしはこうした個性を尊重する。
4年前はまだネット上では低評価で、この前の機種にあたるロイヤルメヌエットの高評価に対して聞き劣りするという批判があったが、わしはロイヤルメヌエットには良い印象を持っていなかった(やや緩慢に過ぎる気がした)ので、ややスピードを増したメントールメヌエットは最初から評価していた。この評価は、こうして4年後に、やっと導入できた今も変わらない。
ぬめぬめで、ちょっとスピーディ。なんか矛盾しているが、名器とはそうした性質に恵まれているものなのだろう。

さっそく「物置シアター」のメインシステムに組み込みたくなったが、予定通り、しばらくは母屋で鳴らそう。マッキンのMC7150(古い!)とフィリップスのプリアンプ(古い!)。CDプレーヤーはオンキョーの安物だが、個性あるスピーカーはアンプの素性に左右され難いのだ。
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