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ケーブル論争 [オーディオ&ビジュアル]

スピーカーケーブルやピンケーブル、電源ケーブルで音が変わるのか?
この決着のつかぬ問題は、今もどこかで論争の火種となっている。
わしは「変わった」と感じたのなら、それが物理的な事実だろうが、魔術だろうが、錯覚だろうが関係なく
「良かった良かった!」
と喜べばいいだけの話であるように思う。

厳密な測定器が音が変化したことを実証しても、聞いてる本人が「変わったように感じない」のなら変わってないのと同じだ。
問題はすべて本人の「感じ方」に帰結するのであるから、「変わった」と感じたらまさしく「変わった」のであり、変わったと感じないのなら、変わらないのだ。

否定派の人は、自分で聞いてみて「変わった」ように感じても、科学的にそれはあり得ない、と否定する頑迷さがある。あるいは己の信ずる科学に従順であるために、本当に変わるような状況があっても「変わってない」と聞こえる可能性もある。

つまり肯定派も否定派も、その信じるべきものに振り回されているという意味では似たもの同志である。

わしは「多分、ケーブルによる音の変化は幻想だろう」と思っているが、積極的にその幻想をオーディオに利用するのも楽しいと考えているので、時々「もしかしたら音が変わるのではないか?」という考えも持つようにしている。
器用なように思うかもしれないが、あまり過激でないオーディオファンは、皆、そういうふうに揺らいだ感覚でもって楽しんでいるのではないかな?

絶対変わる、という思い込みも危険だが、絶対変わらない、という思い込みはつまらない。
どっちなのかな~?とふらふらするのが、お金を使いすぎることもないし、せっかくの楽しみに背を向けることもないので一番いいんじゃないかな?

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