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結末は袋とじ(2011年11月) [掲示板再録]

>>>三一十四四二三 -- 11/11/30-13:26..No.[14198]
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今、「袋とじ」といえば週刊誌の猥褻写真を思い出す人が多いだろうが、ミステリの世界では結末の部分を袋とじにした作品が結構ある。
多分、その最初はバリンジャーの「歯と爪」だろう。
これは袋綴じ部分を切らなければ返金に応じるという「返金保障」も話題になった。
あと「マイアミ沖殺人事件」や「悪魔の謝肉祭」、袋とじ自体がトリックの泡坂妻夫「生者と死者」など。
まあ10冊以上はあると思う。
 これらが全部名作で結末が優れているわけではないけれど、このギミックが購読意欲を高めてくれるわけだ。

 映画の世界でも「この映画は途中入場を禁ず」とか「結末は決してしゃべってはいけません」といった「但し書き」のあるものが「袋とじ」にあたるのかな。
映画は小説と違って観客の意思とは無関係に進行してしまうので、観客自体が「袋を開く」ような楽しみ方はできないからね。
(実は、わしは一つだけその「方法」がある、と思うのだが現在検討中に付き発表はしない)




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