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パイオニア A-50 [オーディオ&ビジュアル]

物置シアターの新アンプ「パイオニアA-50」。
D級アンプで「AVアンプで培った技術をピュアに還元する形で作られた」というから、もうピュア派にしてみれば突っ込みどころ満載の機種ということになるだろう。
IMGP0779.jpg
ショップで試聴したのが4か月ほど前。それは一つ上のランクのA-70だったが、この「デジタル」「AVアンプの技術」といった文言が、いかにピュア派に嫌われているかがよくわかった。
参加者の多くはろくに聞きもせずに、「パイオニアはもうダメだね~」とか言ってるのだ。
「デジタル」で「AVアンプ」だからもうわかったわかった!という感じなんだな。

しかし、これはそんなに悪いアンプではないのだ。
わしはフライングモールのアンプを長く使っていた(先日2度目の故障)こともあって、デジタルに対する偏見が無いから、わりと冷静に試聴できたのだが、フラットでクールでシックな、どちらかと言えば地味目の音を出すアンプなんだな。
悪く言えば淡々としすぎているんだけど、耳触りが良くて嘘の少ない、長く付き合えそうなアンプだと思ったのだ。

 まあ、その時は買うつもりはなかったんだが、先に書いたようにフライングモールが壊れたので、よし、これにするか、ということになった。
A-70じゃなくて下のA-50にしたのは、A-70はA-50にDACの機能を追加しただけで基本的には同じアンプ(らしい)と店のおじさんが言ったからだ。それにA-50はとても値引き率が高くて安いのだ!
(この安さの原因に「人気薄」もあるのだろうか?)

在庫があったのですぐに物置シアターに運んで結線。
お~、いけるいける。わしはこういう涼しい感じの音が好きなんだ。
かつて使ったGOLDMUNDのSRの音にちょっと近い。あそこまでなめらかクリーミイじゃないけれど、涼しさはよく似てる。(そういえばGOLDMUNDはパイオニアのCDプレーヤーの中身を使って自社製品を作っていて、ちょっと話題になったが、やはり相通じる音の感覚があるのだろうか?)

やや押し出しの弱さや濃厚さに欠けるといった弱点もあるが、わしはこれはとても良い美音系のアンプだと思う。D級とかAVアンプの技術とか、そういったことを言わずに売ればよく売れたんじゃないかな?
オーディオは8割方イメージの世界だから怖いよね。

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