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タブーに挑む新セッティング [オーディオ&ビジュアル]

前にも書いたが、二組のスピーカーのどちらにも愛着があり、また、その性格が全く異なるスピーカーなので、どちらか一方をあきらめることができ無い状況が長く続いていた。
なんとか二組(マイクロピュアCz310ESとダリZENSOR7)を共存両立できないか思案していたのだが、部屋の状況からして、それぞれが干渉しない位置にセットすることは不可能であることがわかった。
そこで小型のCz310ESは母屋のサブシステム(というほど立派なものではない)で使っていたが、どうしても物置シアターに両者を置きたいという気持ちが高まり、仕方なく以下のようにセッティングすることにした。
IMGP0782.jpg

これはオーディオの常識からして、最も問題があるセッティングである。
外側のZENSOR7は、内側に共鳴する障害物を置いた再生になり、内側のCz310ESは、外側に共鳴する衝立を立てた形での再生になる。
さらに言えば、ZENSOR7は横方向に広すぎるし、Cz310ESは狭すぎる。両者の最適幅は、それぞれの機種の中間あたりになるので、ベストな位置を両者とも外した配置になってしまうのだ。

これによる音質の損失はどの程度になるのか?
オーディオショップでは複数の機種を並べているし。これは販売目的上仕方がないことだが、そこで各機種の聞き分けができぬほど反響しあうことはないので、案外これでも問題はないのか?
労力と時間が無駄にならぬことを祈りつつ作業を進めた。(スピーカーを動かすのは大変なのだ)

これでそれぞれの美点が2割づつ引かれたとしても、暖色系美音のZENSOR7と鋭角的美音のCz310ESが手軽に切り替えて鑑賞できるようになれば、儲けものだ。しかし3割ロスがあるなら、諦めねばならぬ。またスピーカーの位置を戻さねばならない。それは腰だけでなく、精神的にも大きなダメージとなるだろう。

ZENSOR7の包容力のあるややルーズな低音。これは映画鑑賞に欠かせぬ要素である。
Cz310ESの天にも届くような高域の伸び、ボーカルのキレ。これでなければ再生できぬ音源が確かに存在するのだ。
両者の両立は、わしの悲願である。
なんとか上手くいってくれ!
IMGP0783.jpg
段違い配置にしてみたが、これで少しでも物理的な干渉を抑えることができるだろうか?
両スピーカーとも箱が鳴くタイプなのが厳しいところだ。


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